初めての派遣社員で7ヵ月が経過しましたが、色々考えて正社員復帰をすることにしました。
40代後半にさしかかった年齢で正社員採用されるのか不安ではありましたが、思い立ったらすぐ行動!ということで転職活動を開始しました。
その結果はいかに…
やっぱり正社員!と思った理由
あんなにワーママが辛くて仕事を辞めたのに、なぜまた正社員になろうと思ったのか。
自分でもビックリな心の動きがありました。
同じ拘束時間なのに収入激減
仕事の責任や負担は派遣社員になりかなり減りました。それを切望して派遣社員になったのですが、同じフルタイムの時間を拘束されるのに賞与が無いのは働き甲斐が無いなぁと感じるようになりました。
ずっと正社員できたので、年に2~3回大きなお金が入ることに慣れてしまっており、派遣社員になってからはいつまで経っても同じ給料が振り込まれるだけなんだな…オアシスは無いんだな…と思うと想像以上にしんどくなりました。
年に数回、少し気持ちが大きくなる感じを楽しみにしていたんだなと気づき、正社員のありがたみを実感しました。
正社員としてのプライド
思っていた以上に自分が正社員としてプライドを持っていたということに気づきました。
正社員の頃は、仕事の一部を切り取ってそれだけやればいいという働き方の派遣社員はどんなに楽だろう。目標管理やプロジェクトに追われることがないってどんなにストレスが無いだろう。そう思っていました。
が、いざ派遣社員になると、正社員がやっている仕事が気になっちゃう。さらには「もう少しここはこうしたらいいのに」といった考えが溢れてくるのに言える立場ではない歯がゆさが襲ってくる。
派遣社員として働き慣れている方々と話していても、どこか話が合わない。
生態が違うのだと思いました。やっぱり私はあっち側(正社員)でいたかったのではないか?と思うようになりました。
これは自分でもビックリです。
なんだかんだで仕事が好き?
うなるほどお金があれば働きたくない!これは絶対そうです。
でも、生きるために仕事をしなければならない経済状況では、仕事している時間は有意義に&成長したい。これも、ずっと正社員でいた頃は全く想像がつかない発想でした。
「成長したい」と感じている自分に出会えたことは嬉しい驚きでした。
会社員がどんなに恵まれているのかを実感したのです。仕事で成長させてもらい、勉強させてもらい、めんどくさい社会保険などの手続きを勝手にしてくれて、健康診断を受けさせてもらえ、給料をもらい、日々行く場所を提供してくれる。
こんなに有難いことだったの!?
今まではただただ疲れ切って感謝もせず、仕事を辞めたい一心だった私ですが、今思うと全てが感謝です。
前のキツイ職場にすら感謝したい気持ちです。キツイ分、勉強させてもらえ、経験を積めた。その経験によって胸を張って転職活動ができる。
離れてみることでこんなにも視野が広がるとは思っていませんでした。
転職活動レポート
25年間の社会人生活で、「24年間/正社員」「1年間/専業主婦」「7ヵ月/派遣社員」という経歴です。
40代後半での転職活動はどんなに辛いものになるだろうと覚悟してスタートしました。
活動実績
やはり、年齢のせいか書類選考でご縁がない企業があります。
5社応募し、2社書類落ち、3社面接選考に進みました。
私は面接には強い自信があるので、面接に進んだ3社は全て内定をいただきました。人事部としての経験から、面接にはかなりの自信があります。
その3社で吟味した結果、6月より新たに正社員としてスタートすることになりました。
採用していただいた会社には感謝・感謝です。
仕事選びの基準
今回決まった仕事は、9時~18時で残業なし。通勤時間は約35分。
前の正社員時代は8時30分~17時30分、残業あり、通勤時間は約1時間だったので、前回よりはかなり楽です。(その分、給与も前職より落ちます。)
前回退職したときは、もうハードに働くのは無理。体力・気力的にも、子供との時間的にも。その解決策は派遣社員に違いない!と思って行動したのですが、その間に「残業が無く、勤務地が近めの正社員」という解決策があったんだ!なぜ気づかなかったのか!(疲れ切っていたから。)
まだ勤務していないのでどんな職場環境か分かりません。だからこの解決策が正解なのかはまだ不明ではありますが、モヤモヤしながら日々仕事をするのは嫌なので、行動するのみです。
派遣社員よりも給料が良く、ハード正社員より給料が低い。育児があるので残業が少なく、体力を使わない事務の仕事という条件で仕事を探しました。
人事部の頃は、新卒採用のために大学訪問をしたり、外部の会場で会社説明会をしたりと動きのある仕事だったので、夏場などはかなり体力を使い、帰宅後は家事するのもしんどいという状況でした。
新しい仕事はごくたまに外出する仕事がありますが、気分転換レベルの外出なので逆にありがたい。
若い頃は「働き方」よりも「仕事の内容・給与」だけで仕事を選んでいましたが、今回は育児と両立できる仕事で選びました。
仕事を辞めた過ぎる方へ
めちゃくちゃ気持ちが分かります。私も「辞めたい」しか頭にありませんでした。
辞めてみると「こんな世界があったのか!」と思うぐらい、別世界が待っていました。穏やかな時間、ストレスのない生活、母を楽しめている実感…。あの幸せな期間は人生の宝物です。
でも、それもすぐに慣れてしまいます。結局は、バタバタしながらもある程度お金を使えて、しっかり社会で活躍している自分も好きだったんだな、そんな自分にプライドを持っていたんだなと気づくことになる方も多いのではないでしょうか。
頑張りすぎて体や心を壊すのは絶対にNGですが、今の職場で時短を選択できていたり、ある程度の信用を得ているからこそ子供の体調不良などで休める環境であったりするのであれば、その場所で頑張ってみても良いと思います。
または、正社員は正社員でも、残業が少なく職場が近いといった条件の仕事に転職する手も。
全く仕事が好きではないという方もおられるでしょう。そんな方は派遣社員でも良いかもしれません。賞与が無いことを受け入れられるのであれば、やることだけやって一定の給与を得るという割り切った働き方もアリだと思います。
仕事は辞めたいけど、仕事をしている時は結構仕事が好きなんだよなと思う方は正社員でい続ける方が良いだろうなというのが私の感想です。
ワーママにはいろいろな形があります。自分に合った形で、ストレスを最小限に日々暮らしたいものですね。
【PR】
40代は40代でも、前半と半ばでは肌のオバチャン感が全然違う。。違いに愕然としたのでエイジングケアを徹底開始しました。
息子に「うちのお母さんオバチャンだな」と思われたくない一心です。授業参観に行くと、若々しいお母さんから昔ながらの年相応のお母さんがいて、自分のケアは大事だなと痛感するのです。
